マリッシュでは業者によるロマンス詐欺に注意!業者の見分け方を解説

マリッシュでは業者によるロマンス詐欺に注意!業者の見分け方を解説

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マリッシュにはサクラはいません。
でも「業者(ぎょうしゃ)」と呼ばれる危険な人たちがいます。

40代・50代以上の人が特に注意したいのは業者によるロマンス詐欺。
だまされると被害額が数百万円、ときには1,000万円を超えることもあるので警戒する必要があります。

この記事ではマリッシュにいるロマンス詐欺をたくらむ業者の見分け方を解説します。
マリッシュだけでなく、マッチングアプリで安全に出会うには業者の知識が必須。
業者の知識を身につけ、安全に出会ってください。

この記事を書いた人

ララウェル運営管理者 武部真也

武部真也

2011年から累計で100個以上のマッチングアプリを使い、アプリを調査・体験している。体験から得た知識を活かし、マッチングアプリに関連する記事を累計数百本執筆。
マッチングアプリ関連の記事の執筆・寄稿依頼を受付中です。こちらからご相談ください。
武部真也のプロフィール

マリッシュにいる「業者」ってどんな人?

「サクラは知ってるけど業者ってなに?」
「サクラと業者って違うの?」

という人が多いと思うので、まずは業者について解説します。

業者は詐欺目的でマッチングアプリに登録している人

一言でいえば、業者は「詐欺目的でマッチングアプリに登録している人」のことです。

業者による詐欺は色々ありますが、代表的なものを一覧にしました。

マッチングアプリにいる業者による詐欺の種類まとめ画像

業者がこれらの詐欺をおこなう目的はシンプルに「お金」です。
お金を騙し取ることが業者の最終目的なのです。

業者とサクラは全然違う

勘違いしやすいので業者とサクラの違いを解説します。

サクラはおもに悪質出会い系アプリにいます。
なぜなら、悪質出会い系を運営する会社に雇われているからです。
関係性は下の図解を参考にしてください。

悪質な出会い系アプリにいるサクラの仕組みの図解

ご覧の通り、サクラは悪質出会い系を運営する会社に雇われ、指示を受けてサクラをしています。
要は悪質出会い系とサクラは「ぐる」なのです。

次にお見せするのは、マッチングアプリ運営会社と業者の関係性を図にしたものです。
マッチングアプリ運営会社と業者は無関係であることがわかります。

マッチングアプリ運営会社と業者の関係性の図解

マッチングアプリ運営会社とマッチングアプリ会員にとって業者は邪魔な存在です。
つまり、業者は両者の共通の敵だと言えます。

よくマリッシュで業者と遭遇したり被害に遭った人たちが

「マリッシュはサクラばかりだ!」
「マリッシュはサクラしかない!」

こんな風に口コミをネットに投稿します。
でもこれはサクラと業者を混同した間違いです。

業者はサクラほどわかりやすくないし、業者の知識を持っている人は少ないです。
だから勘違いしてしまうのですね。

マッチングアプリが業者の入会を100%防ぐのは難しい

マリッシュにも業者はいます。

もちろん、マリッシュは業者を発見したらすぐに強制退会してくれます。
でも業者はどんどん新しく入会するので、業者の撲滅には至りません。
これは業者が普通の会員を装って入会しているからです。

要はいたちごっこなのですね。
だからマッチングアプリの利用者は自分の身は自分で守ることが大事です。

「ロマンス詐欺」はどんな詐欺?

業者がどんな存在かわかったと思うので、つぎは業者によるロマンス詐欺について解説します。

ロマンス詐欺とは?

ロマンス詐欺は相手に恋愛感情を抱かせ、お金などを騙し取る詐欺のことです。
外国人を装って誰かを騙す場合は「国際ロマンス詐欺」とも呼ばれます。

マッチングアプリでロマンス詐欺を企む人がどんなことをするか、流れを紹介します。
※詐欺師の視点です

詐欺師の視点で見たロマンス詐欺の基本的な流れ

このように、最後は詐欺を実行して終わります。
具体的な詐欺の内容として多いのは

  • 架空の投資の勧誘
  • 資金援助などの依頼
  • 違法薬物等の密輸・運送

などです。
お金を目的としているので、基本的にはお金が絡む物事が多いです。

それぞれどんな文句で騙そうとするか、具体例を図で紹介します。
これらの文句が出てきたら要警戒です。

ロマンス詐欺の具体的な内容

ロマンス詐欺の被害者は増加中

ロマンス詐欺の被害者数は年々増加しています。
国民生活センターへの相談数も、下のグラフのように右肩上がりです。
(参考:国民生活センター

ロマンス投資詐欺に関する国民生活センターへの相談件数の推移

意外と少ないと思ったかもしれませんが、この数字は氷山の一角です。

他の機関にも多数の相談が寄せられており、滋賀県警だけでも2022年に57件のロマンス詐欺を把握してます(2021年は41件)。
(参考:産経新聞
東京投資被害弁護士研究会には、2021年9月から1年間だけで208件の国際ロマンス詐欺の相談が寄せられており、被害額は34億円を超えています。

ロマンス詐欺に騙されても相談しない人も多いでしょうから、日本だけでおそらく年間数千件以上のロマンス詐欺が発生しているはずです。
そして、その被害者の多くが中高年・シニアです。

ニュース等で報道されている被害者のごく一部を紹介します。

このように、ロマンス詐欺には被害額がかなり大きいという特徴があります。
狙われやすい中高年は注意しなくてはなりません。

マリッシュの会員がロマンス詐欺で狙われやすい理由

マリッシュの会員がロマンス詐欺で狙われやすい理由を解説します。

マリッシュに限らず、人気マッチングアプリにはロマンス詐欺目的で業者がたくさん登録しています。
けれど、マリッシュ会員にはロマンス詐欺業者に狙われやすい特徴があります。
その特徴とは以下の2つ。

  1. 本気度・真剣度が高い会員が多い
  2. マッチングアプリでの詐欺についての知識が少ない人が多い

それぞれ解説します。

① マリッシュには本気度・真剣度が高い会員が多い

マリッシュには本気度・真剣度が高い会員が多いです。

マリッシュは日本の人気マッチングアプリの中ではもっとも中高年のユーザー割合が高いです。
そのせいか、真剣に恋活・婚活に取り組む意欲がある人が多いです。

ロマンス詐欺を成功させるには、だます相手に恋愛感情を抱かせることが必要です。
とうぜん、真剣な人ほど相手に恋愛感情を抱きやすいですよね。
だから業者はマリッシュの会員を狙うのです。

② マッチングアプリでの詐欺についての知識が少ない人が多い

マッチングアプリは20代・30代に大人気です。
この世代はマッチングアプリで詐欺に遭った話などを友達から聞いたり、SNSで見かけたりします。

でもマリッシュは40代50代の中高年のユーザーが多く、こういった情報と接する機会が減ります。
つまりマッチングアプリに対して「本当に出会える!」という良いイメージが先行してしまうのです。
だから業者もこの世代を狙いやすくなります。

【プロフィール編】マリッシュでロマンス詐欺業者を見分ける方法

お待たせしました。
ここからはマリッシュのプロフィールからロマンス詐欺業者を見分ける方法を解説します。

マリッシュのプロフィールが以下に該当する人はロマンス詐欺をはじめとした業者の確率が上がります。

  • 20代・30代前半と若く、なおかつ外見が良すぎる
  • 外国人のイケメン・美女
  • 人気の職種や変わった職種のイケメン・美女

注意したいのは「業者の確率が上がるだけ」という点です。
やはり外見やプロフィールだけでロマンス詐欺業者を特定するのは難しいです。
該当する人でも真剣な恋活・婚活目的でマリッシュを利用している人はたくさんいます。

それぞれ解説しますね。

① 20代・30代前半で外見が良すぎる人

もしマリッシュに20代・30代前半で外見が良すぎる人がいたら、業者かどうか疑いましょう。

マリッシュのユーザーは男女共に30代後半〜50代前半くらいが多いです。
だから、そもそも20代の人はあまり登録しません。

普通に考え、若くて外見が素晴らしいならペアーズOmiaiの方が年齢が近い人と出会えます。
それなのにわざわざマリッシュに登録しているのは少し怪しいですよね。

② 外国人のイケメン・美女

ロマンス詐欺では外国人のイケメン・美女(になりすました人)が日本人を騙すことが多いです。

でもこちらも普通に考えて、外国人の美男美女が日本のマリッシュに登録することは思えません。
もし外国人の外国人のイケメン・美女がいたら警戒してください。

③ 人気の職種や変わった職種のイケメン・美女

ロマンス詐欺では、異性に人気のある職業の人物になりすまして詐欺を行うことが多いです。
もし外見が良くてなおかつ

  • 人気の職種(パイロット・医師・経営者等)
  • 変わってて目立つ職種(宇宙飛行士・軍人・石油エンジニア等)

などの職種の人物がマリッシュにいた時は警戒しましょう。

【メッセージ編】マリッシュでロマンス詐欺業者を見分ける方法

つぎはメッセージの内容でマリッシュにいるロマンス詐欺業者を見分ける方法です。

やはりプロフィールよりメッセージの方がロマンス詐欺業者を特定しやすいです。
以下に該当する人はロマンス詐欺業者の確率がかなり高くなります。

  • すぐにLINEのIDを交換したがる
  • 日本語がおかしい
  • 会おうとしても拒否する
  • お金の話をしてくる

これらに該当する人から勧誘されたり、何かを依頼されても絶対に断りましょう。
最悪のケースでは騙された人も逮捕される可能性があります。

① すぐにLINEのIDを交換したがる

マリッシュにいる業者はすぐにLINEを交換したがります。
要はマリッシュの投稿監視から逃れ、誰にも邪魔されない場所でゆっくり騙したいのです。

だからマッチング成立後、ほとんどメッセージ交換していないのにLINE交換を求める人は危険です。

② 日本語がおかしい

じつはロマンス詐欺業者はアフリカに拠点があることが多いです。
つまり外国人が誰かになりすまして登録しているのです。

そのせいもあり、メッセージ交換で日本語がおかしい人が多いです。
もしメッセージ交換で日本語がおかしいと感じたら、その人は業者の可能性が高いです。

③ 会おうとしても拒否する

ロマンス詐欺業者の特徴として「会えない」というものがあります。
他の人物になりすましているので、ロマンス詐欺業者は絶対に会ってくれません。
会おうとしても適当な理由をつけて会おうとしない場合、その人は高確率でロマンス詐欺業者です。

同じように動画での通話、いわゆる「ビデオデート」も拒否します。
コミュニケーションの手段はテキストと写真のみ、というのがロマンス詐欺業者の特徴です。

④ お金の話をしてくる

ロマンス詐欺では必ずと言っていいほどお金の話が出てきます。
たとえば

「事業で困ったことになったからお金を貸して欲しい」
「親に借金があることがわかったからお金を借りたい」
「投資すれば必ず儲かるから出資しよう」

こんな感じですね。
ときには仮想通貨(暗号資産)がネタになることもあります。

もちろんお金の話はすべて嘘です。
渡したお金は返ってきません。
ここまでくると100%ロマンス詐欺なので、絶対にお金を渡してはいけません

「これってロマンス詐欺?」と迷った時の対応方法

相手がロマンス詐欺業者だとわかったときは、やりとりを終了すればいいだけです。
でも、相手が本当にロマンス詐欺業者なのか判断に迷う時もあります。

迷った時の対応方法を紹介します。

① Googleの画像検索で相手の写真をチェック

マッチングアプリで知り合った相手とデートする前にSNS等で調査する人は6割以上いると言われています。
利用者は自分の安全のために注意・警戒していることがわかります。

ロマンス詐欺でもこの方法は有効的。
ロマンス詐欺業者かどうかの判断で迷ったら相手の写真をGoogleで画像検索してみましょう。

マッチングアプリ関連の詐欺ではネット上に存在する画像を悪用する人が多いです。
だからGoogleで画像検索すればあっさり嘘を見破れることがあります。

Googleの画像検索は無料で使える、とても便利な機能です。
もし相手に対して不審な点を感じたらすぐに画像検索することをおすすめします。

② 不審な点があったら家族や友人に相談

ロマンス詐欺に騙された人は、じっさいに会ったことがない相手に恋愛感情を抱くという、普通ではない状態です。
つまり客観的に判断できない心理状態なのです。

だから不審な点があったら自分で判断せず、家族や友人などに相談してみましょう。
ロマンス詐欺は矛盾ばかりで、他人から見たら「なんで騙されるの?」という単純な者が多いです。
家族・友人はきっとおかしい部分を指摘してくれるはずです。

③ 「怪しいな・・・」と思ったら国民生活センターに相談

ロマンス詐欺については国民生活センターに相談もできます。

日本人だと思われる相手からのロマンス詐欺等については国民生活センターに相談してください。
外国人だと思われる相手の場合は国民生活センター越境消費者センターに相談してみましょう。

これらの機関はロマンス詐欺の手口を理解しています。
だから、もしロマンス詐欺であればしっかり指摘してくれるはずです。

ロマンス詐欺業者を見分けマリッシュで安全に恋活・婚活!

ここまで、マリッシュにいるロマンス詐欺業者の見分け方などについて解説しました。

説明したように、マッチングアプリ運営会社にとっても業者は厄介な存在です。
もしマリッシュで見つけたら遠慮せず通報しましょう。
通報したらマリッシュの運営が発言や行動などをチェックし、業者だと判断したら強制退会になります。
通報=強制退会
では無いので、怪しい会員がいたら通報がおすすめです。

ロマンス詐欺業者を見分け、マリッシュで安全に恋活・婚活してください!